令和08年度 第111回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 23

Pin Off  未ブックマーク   
問 23  リアルタイム正答率 : 62.4%

 国家試験問題

国家試験問題
ヒドロキソコバラミンを解毒薬として用いる中毒原因物質はどれか。1つ選べ。

1 モルヒネ


2 タリウム


3 鉛


4 シアン化カリウム


5 アニリン

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 23    

 e-REC解説

解答 4

1 誤
モルヒネ中毒の解毒薬には、ナロキソンが用いられる。ナロキソンは、オピオイドµ受容体遮断薬であり、モルヒネの作用に競合的に拮抗することで中毒症状を改善する。

2 誤
タリウム中毒の解毒薬には、プルシアンブルーが用いられる。プルシアンブルーは、腸管でタリウムと結合することで吸収を阻害し、体外への排泄を促進することでタリウム中毒症状を改善する。

3 誤
鉛中毒の解毒薬には、エデト酸カルシウム二ナトリウム(CaNa2EDTA)やジメルカプロール(BAL)が用いられる。CaNa2EDTAやBALは、金属とキレートを形成し、体外への排泄を促進することで中毒症状を改善する。

4 正
シアン化カリウム中毒の解毒薬には、ヒドロキソコバラミンが用いられる。ヒドロキソコバラミンは、シアン化物イオン(CN)と結合し、毒性の低いシアノコバラミンに変換することで中毒症状を改善する。なお、シアン中毒には、チオ硫酸ナトリウムや亜硝酸アミルも用いられる。

5 誤
アニリン中毒の解毒薬には、メチレンブルーが用いられる。アニリンは、体内でフェニルヒドロキシルアミンとなり、ヘモグロビン中のFe2+をFe3+へ酸化させることによってメトヘモグロビン血症を引き起こす。メチレンブルーは、メトヘモグロビンをヘモグロビンに還元することで、中毒症状を改善する。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします