平成27年度 第100回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 64

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問 64  正答率 : 60.4%

 国家試験問題

国家試験問題
結核に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

1 2週間以上持続する高熱が主訴である。
2 肺に限定した疾患である。
3 ツベルクリン反応検査は、Ⅰ型アレルギー反応を利用している。
4 初感染経路は飛沫による経気道感染である。
5 病変は、血行性に広がる様式はとらない。

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問 64    

 e-REC解説

解答 4

1 誤
結核では、咳及び微熱(37〜38℃)が長期間持続するが、高熱(39〜40℃)が持続することは稀である。なお、結核の主な症状は、咳である。

2 誤
結核患者の約8〜9割は、肺結核である。
なお、結核菌の血行性感染により、腎臓、リンパ節、骨、脳などに病変が認められることがある。

3 誤
ツベルクリン反応検査では、ツベルクリン精製液を皮下注射し、遅延型過敏反応(Ⅳ型アレルギー反応)を利用して、結核菌に対する免疫能を調べている。

4 正
結核菌感染症の主な感染経路は、結核菌の飛沫による経気道感染(空気感染、飛沫核感染)である。

5 誤
解説2参照

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