平成27年度 第100回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 342

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問 342  正答率 : 47.3%

 国家試験問題

国家試験問題
夏のある日曜日の午前中、薬局に男性から電話があった。その内容は、「早朝からひどい水様便で何度もトイレに行く状態だ。熱はない。昨夜寝る前に冷たいビールを飲んだ。これからそちらに行く。」とのことであった。この男性に薦める一般用医薬品の成分として適切なのはどれか。2つ選べ。

1 タンニン酸アルブミン
2 ピレンゼピン塩酸塩水和物
3 スクラルファート水和物
4 ロペラミド塩酸塩
5 大黄

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問 342    

 e-REC解説

解答 1、4

本設問の患者の症状(水様便、熱はない)より、ウイルスや細菌感染による感染症の下痢であるとは考えにくい。そのため、この男性に薦める一般用医薬品の成分としては、止瀉作用を有する成分(タンニン酸アルブミン、ロペラミド塩酸塩)が適している。

1 適切

2 不適切
ピレンゼピン塩酸塩水和物は、「胃痛や胸やけ、胃酸過多、胃もたれ」に用いられる。

3 不適切
スクラルファート水和物は、「胃痛、胸やけ、吐き気、もたれ、胃部不快感」に用いられる。

4 適切

5 不適切
大黄は、「便秘」に用いられる。

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