平成27年度 第100回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 131

Pin Off  未ブックマーク   
問 131  正答率 : 51.8%

 国家試験問題

国家試験問題
Trp−P−2(下図)は、シトクロムP450で酸化された後、第Ⅱ相反応を経て活性化される。この代謝的活性化に関わる第Ⅱ相反応はどれか。2つ選べ。
スクリーンショット 2016-07-03 13.48.34.png


1 グルクロン酸抱合


2 硫酸抱合


3 グルタチオン抱合


4 グリシン抱合


5 アセチル抱合

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 131    

 e-REC解説

解答 2、5

Trp−p−2は、第Ⅰ相反応でシトクロムP450により、N−水酸化を受け、ヒドロキシルアミンとなり、その後、第Ⅱ相反応でアセチル抱合または硫酸抱合を受け、活性なエステル型になる。生成したエステル型が最終的にナイトレニウムイオン(ニトレニウムイオン)、カルボニウムイオンとなり発がん性を示す。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします