平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 108

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問 108  正答率 : 35.8%

 国家試験問題

国家試験問題
生薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 ハンゲはサトイモ科カラスビシャクの塊茎を用いる生薬で、消炎、利尿を目的に用いられる。


2 バクモンドウはユリ科ジャノヒゲの茎を用いる生薬で、鎮咳、去痰を目的に用いられる。


3 サンシシはアカネ科クチナシの果実を用いる生薬で、鎮静、利胆を目的に用いられる。


4 ケイヒはクスノキ科Cinnamomum cassia Blumeの根を用いる生薬で、健胃、解熱を目的に用いられる。


5 シャクヤクはボタン科シャクヤクの根を用いる生薬で、鎮痛、鎮痙を目的に用いられる。

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問 108    

 e-REC解説

解答 3、5

1 誤
ハンゲはサトイモ科カラスビシャクのコルク層を除いた塊茎を薬用部位とする生薬で、成分としてホモゲンチジン酸などを含み、去痰、制吐、鎮咳を目的に用いられる。

2 誤
バクモンドウはユリ科ジャノヒゲの根の膨大部を薬用部位とする生薬で、成分としてステロイドサポニンなどを含み、鎮咳、去痰を目的に用いられる。

3 正
サンシシはアカネ科クチナシの果実を薬用部位とする生薬で、成分としてゲニポシドやクロシンなどを含み、鎮静、利胆を目的に用いられる。

4 誤
ケイヒはクスノキ科の樹皮または周皮の一部を除いたものを薬用部位とする生薬で、成分としてタンニン類などを含み、健胃、解熱を目的に用いられる。

5 正
シャクヤクはボタン科シャクヤクの根を薬用部位とする生薬で、成分としてモノテルペン配糖体のペオニフロリンなどを含み、鎮痛、鎮痙を目的に用いられる。

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