令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 114

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問 114  正答率 : 62.9%

 国家試験問題

国家試験問題
Gタンパク質共役受容体(図中の「受容体」)に細胞外からアゴニストが結合し、続いて細胞内でGDP−GTP交換反応が起こった段階の、Gsタンパク質各サブユニット(α、β、γ)及び標的酵素(図中の「酵素」)の状態を最もよく表しているのはどれか。1つ選べ。

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問 114    

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解答 5

Gタンパク質共役受容体が活性化され、標的酵素に情報を与えるまでの流れを下記に示す。
Gタンパク質共役受容体にアゴニストが結合すると、受容体は構造変化を起こし、α、β、γのサブユニットからなる三量体Gタンパク質が活性化される。非活性状態では、サブユニットはGDPと結合しているが、Gタンパク質共役受容体が活性化するとαサブユニットはGDPを遊離し、GTPと結合する(GDP−GTP交換反応)。その結果、α、β、γサブユニットは、αサブユニットとβγ複合体に解離し、それぞれが標的酵素に作用することで情報を伝達する。
したがって、問題文の状態を最もよく表している図は、αサブユニットにGTPが結合しており、βγ複合体が記載されている5が適切となる。

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