令和07年度 第110回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 117

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問 117  正答率 : 55.0%

 国家試験問題

国家試験問題
細胞周期は有糸分裂と細胞質分裂が起こる分裂期(M期)と間期に分けられ、間期はさらにG1期、S期、G2期に分けられる。増殖中の細胞集団の細胞に対して、DNA結合性蛍光色素で細胞を標識した。このとき蛍光強度は細胞内DNA量を反映する。個々の細胞の蛍光強度を測定したところ、相対蛍光強度と細胞数の関係は下図のようになった。G2期の細胞はどこに分布するか。1つ選べ。

スクリーンショット 2025-05-29 10.11.07.png


1 領域A


2 領域B


3 領域C


4 領域Aと領域B


5 領域Aと領域C

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問 117    

 e-REC解説

解答 3

細胞周期は有糸分裂と細胞質分裂が起こる分裂期(M期)と間期に分けられ、間期はさらにG1期、S期、G2期に分けられる。G1期→S期→G2期→M期の順に進み、細胞周期を繰り返すことで、細胞増殖が行われる。このうち、S期においてDNAの複製が行われる。グラフの横軸は蛍光強度の測定により得られたDNA量の相対を示している。したがって、領域Aは複製前のG1期の細胞が多く、領域BはS期の細胞が多く、領域Cは複製後のG2期及びM期の細胞が多いと考えられる。そのため、G2期の細胞が分布するのは領域Cである。

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