令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 142

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問 142  正答率 : 90.4%

 国家試験問題

国家試験問題
医療者が患者に悪い知らせを伝える際のコミュニケーションスキルとしてSPIKESモデル(注)がある。薬剤師が抗がん剤の副作用について説明をする場面に関する記述のうち、SPIKESモデルの「Invitation」に該当するのはどれか。1つ選べ。

1 患者が何を具体的に知りたいと思っているか確認した。


2 プライバシーが守られ、落ち着いて話せる面談室を用意した。


3 抗がん剤治療について患者が受けた説明内容を確認した。


4 副作用が起きたときの対応について十分に説明した。


5 副作用に対する患者の不安な気持ちに寄り添う対応をした。



(注)SPIKES:Setting(面談の設定)、Perception(患者認識の評価)、
Invitation(患者からの求めの確認)、Knowledge(知識や情報の提供)、
Empathy(感情への共感的対応)、Strategy & Summary(方針とまとめ)

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問 142    

 e-REC解説

解答 1

悪い知らせ(bad news)を患者に伝える方法論として、SPIKESモデルがある。これは,コミュニケーションスキルを6段階的プロトコールに分類し、Setting(面談の設定)、Perception(患者の認識)、Invitation(患者からの求めの確認)、Knowledge(知識や情報の提供)、Empathy(共感)、Strategy & Summary(計画とまとめ)で構成されている患者への情報提供のあり方を述べた面談技法である。この面談技法は決してbad newsに限られたものではなく、がん患者に対する面談に活用できる手法でもある。
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