平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 146

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問 146  正答率 : 60.9%

 国家試験問題

国家試験問題
向精神薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 向精神薬は、第一種及び第二種向精神薬の2種類に分類される。


2 向精神薬取扱者が、向精神薬を廃棄する場合には、届出が不要である。


3 向精神薬卸売業者は、免許を受けた業務所が所在する都道府県外の向精神薬小売業者に向精神薬を譲り渡すことができない。


4 向精神薬を調剤する際には、都道府県知事の免許を受けた医師の処方せんであることの確認が必要である。


5 薬局開設者は、辞退を申し出ない限り、向精神薬卸売販売業及び向精神薬小売業の免許を受けた者とみなされる。

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問 146    

 e-REC解説

解答 2、5

1 誤
向精神薬は、その乱用の危険性と治療上の有用性により、第一種向精神薬、第二種向精神薬及び第三種向精神薬の3種類に分類される。

2 正
向精神薬取扱者が、向精神薬を廃棄する場合には、許可や届出は不要である。ただし、焼却、希釈等回収することが困難な方法により廃棄する必要がある。

3 誤
向精神薬卸売業者は、都道府県知事の免許を受けて、向精神薬取扱者に向精神薬を譲り渡すことを業とする者であり、免許を受けた業務所が所在する都道府県外の向精神薬小売業者に対しても向精神薬を譲り渡すことができる。
なお、麻薬卸売業者は、免許を受けた麻薬事業所が所在する都道府県外の麻薬小売業者等に麻薬を譲り渡すことはできない。

4 誤
医師が向精神薬を施用する際、都道府県知事の免許を受ける必要はない。なお、医師が麻薬を施用する際は、都道府県知事から免許を受ける必要がある。

5 正
医薬品医療機器等法に基づき、薬局開設の許可を受けると、辞退等の申し出がない限り、向精神薬卸売業者の免許及び向精神薬小売業者の免許を受けたものとみなされる

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