令和04年度 第107回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 150

Pin Off  未ブックマーク    |  |  |   
問 150  正答率 : 58.2%

 国家試験問題

国家試験問題
新規感染症予防のために新しいワクチンが開発された。臨床試験ではワクチン接種群では2万人のうち10人が発症、プラセボ接種群では2万人のうち200人が発症し、ワクチンの有効率は95%であった。この新しいワクチンの接種費用は1人当たり1万円で、その他の費用は考慮しない場合、このワクチンの増分費用効果比(1人の発症を防ぐための費用)として、最も近い値はどれか。1つ選べ。

1 1万円/人


2 10万円/人


3 20万円/人


4 100万円/人


5 200万円/人

 解説動画  ( 00:00 / 05:35 )

限定公開

 ビデオコントロール

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 150    

 e-REC解説

解答 4

増分費用効果比とは、増加した費用(新たな治療を行うために増加する費用)を増加した効果(新たな治療を行うことで増加する効果)で除することで求められる(①式)。

スクリーンショット 2022-06-16 9.50.29.png

<費用>
・プラセボ接種群:0円
・ワクチン接種群:1万円/人×20,000人(=200,000,000円)

<効果(発症しなかった人数)>
・プラセボ接種群:20,000-200=19,800人
・ワクチン接種群:20,000-10 =19,990人

これらの情報を下記の表に整理する。

スクリーンショット 2022-06-16 9.51.07.png

上記の表より数値を①式に代入して増分費用効果比を算出する。

スクリーンショット 2022-06-16 9.51.56.png

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします