平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 151

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問 151  正答率 : 48.3%

 国家試験問題

国家試験問題
生体内情報伝達をつかさどる受容体に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 細胞膜受容体には、Gタンパク質共役型、イオンチャネル内蔵型及び1回膜貫通型がある。


2 神経筋接合部に存在するニコチン性アセチルコリン受容体は、Gタンパク質共役型である。


3 血管内皮増殖因子(VEGF)受容体は、1回膜貫通型である。


4 心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体は、イオンチャネル内蔵型である。


5 サイトカイン受容体は、核内に存在する。

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問 151    

 e-REC解説

解答 1、3

1 正
細胞膜受容体には、Gタンパク質共役型(7回膜貫通型)、イオンチャネル内蔵型(4〜5回膜貫通型)、酵素共役型(1回膜貫通型)受容体がある。

2 誤
神経筋接合部に存在するニコチン性アセチルコリン受容体はNM受容体であり、Naイオンを透過させるイオンチャネル内蔵型受容体である。

3 正
血管内皮増殖因子(VEGF)受容体は、酵素共役型(チロシンキナーゼ型)受容体であり、1回膜貫通型である。

4 誤
心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体は、酵素共役型(膜結合性グアニル酸シクラーゼ型)受容体であり、1回膜貫通型である。ANP受容体が刺激されると、膜結合性グアニル酸シクラーゼが活性化し、サイクリックGMP濃度上昇を介した血管拡張作用が現れる。

5 誤
サイトカイン受容体は、細胞膜上(細胞表面)に存在する酵素共役型受容体である。

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