令和07年度 第110回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 152

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問 152  正答率 : 62.1%

 国家試験問題

国家試験問題
自律神経系に作用する薬物に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 アコチアミドは、アセチルコリンM1受容体を遮断して、胃酸分泌を抑制する。


2 セビメリンは、アセチルコリンM3受容体を刺激して、唾液分泌を促進させる。


3 サルブタモールは、アドレナリンβ1受容体を遮断して、子宮平滑筋を収縮させる。


4 ピンドロールは、アドレナリンβ2受容体を刺激して、気管支平滑筋を弛緩させる。


5 クロニジンは、アドレナリンα2受容体を刺激して、交感神経活動を抑制する。

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問 152    

 e-REC解説

解答 2、5

1 誤
ピレンゼピンの記述である。なお、アコチアミドは、アセチルコリンエステラーゼを阻害し、アセチルコリンの分解を抑制することで、胃腸運動を亢進する。

2 正
セビメリンは、アセチルコリンM3受容体を刺激して、唾液などの腺分泌を促進させる。

3 誤
サルブタモールは、アドレナリンβ2受容体を刺激して、気管支平滑筋を弛緩させる。

4 誤
ピンドロールは、非選択的アドレナリンβ受容体遮断薬であり、アドレナリンβ2受容体を遮断することで、気管支平滑筋を収縮させる。

5 正
クロニジンは、アドレナリンα2受容体を刺激して、交感神経からノルアドレナリンの遊離を抑制することで、交感神経活動を抑制する。

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