平成24年度 第97回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 152

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問 152  正答率 : 48.5%

 国家試験問題

国家試験問題
交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 ナファゾリンは、アドレナリンβ2受容体を刺激し、鼻粘膜血管を拡張させる。


2 エフェドリンは、アドレナリンβ受容体刺激作用及び交感神経節後線維終末からのノルアドレナリン遊離促進作用を示す。


3 クロニジンは、交感神経節後線維終末のアドレナリンα2受容体を刺激し、ノルアドレナリン遊離を促進する。


4 ラベタロールは、アドレナリンβ1受容体を選択的に遮断し、血圧を低下させる。


5 ブナゾシンは、アドレナリンα1受容体を選択的に遮断し、眼圧を低下させる。

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問 152    

 e-REC解説

解答 2、5

1 誤
ナファゾリンは、選択的にアドレナリンα1受容体を刺激し、鼻粘膜血管を収縮させる。

2 正
エフェドリンは、混合型交感神経興奮薬であり、アドレナリンβ受容体刺激作用と交感神経終末からのノルアドレナリン遊離促進作用を併せもつ。

3 誤
クロニジンは、選択的にアドレナリンα2受容体を刺激し、交感神経終末からのノルアドレナリン遊離を抑制する。

4 誤
ラベタロールは、アドレナリンαβ受容体遮断薬であり、α1受容体遮断による血管拡張作用及びβ1受容体遮断による心拍出量低下、レニン分泌抑制作用により、血圧を低下させる。

5 正
ブナゾシンは、選択的にアドレナリンα1受容体を遮断し、ブドウ膜強膜流出路からの眼房水流出を促進することで眼圧を低下させる。

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