平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 152

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問 152  正答率 : 77.1%

 国家試験問題

国家試験問題
薬物依存に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 テトラヒドロカンナビノールは、身体的依存を生じるが、精神的依存は生じない。


2 エタノールは、身体的依存及び精神的依存を生じる。


3 休薬により退薬症状を生じる状態を、身体的依存と呼ぶ。


4 依存性薬物は、脳内報酬系におけるドパミン作動性神経を抑制する。

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問 152    

 e-REC解説

解答 2、3

1 誤
テトラヒドロカンナビノールは、大麻の主成分であり、精神的依存を生じるが、身体的依存及び耐性は生じない。

2 正
エタノールは、精神的依存、身体的依存、耐性を生じる。

3 正
身体的依存は、休薬(投与中断)により退薬症状(禁断症状、離脱症状)が生じる状態をいう。一方、精神的依存は、薬物を欲する衝動が生じている状態をいう。

4 誤
薬物依存は、脳内報酬系と呼ばれる中脳の腹側被蓋野(ふくそくひがいや)から側坐核あるいは皮質前頭野に投射するドパミン作動性神経の活性化が関与している。

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