平成28年度 第101回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 156

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問 156  正答率 : 67.2%

 国家試験問題

国家試験問題
神経障害性疼痛(糖尿病性神経障害に伴う痛みなど)の治療薬には、一次知覚神経に発現するイオンチャネルに作用するものがある。その作用機序として正しいのはどれか。2つ選べ。

1 電位依存性Ca2+チャネルを遮断し、神経伝達物質の遊離を抑制する。


2 電位依存性Kチャネルを遮断し、神経伝達物質の遊離を抑制する。


3 ATP感受性Kチャネルを遮断し、神経伝達物質の遊離を抑制する。


4 電位依存性Clチャネルを遮断し、神経の興奮を抑制する。


5 電位依存性Naチャネルを遮断し、神経の興奮を抑制する。

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問 156    

 e-REC解説

解答 1、5

神経障害性疼痛(糖尿病性神経障害に伴う痛みなど)の治療薬のうち、一次知覚神経に発現するイオンチャネルに作用するものには、プレガバリンやメキシレチンなどがある。プレガバリンは、神経伝達物質の遊離に関与する電位依存性Ca2+チャネルのα2δサブユニットに結合し、神経伝達物質の遊離を抑制することで鎮痛作用を示す。メキシレチンは、一次知覚神経において電位依存性Naチャネルを遮断し、神経の興奮を抑制することで鎮痛作用を示す。

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