平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 16

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問 16  正答率 : 74.5%

 国家試験問題

国家試験問題
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」において、生活習慣病の発症及び重症化を予防するために設定されている栄養素の指標はどれか。1つ選べ。

1 推定平均必要量


2 推奨量


3 目安量


4 目標量


5 耐容上限量

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問 16    

 e-REC解説

解答 4

食事摂取基準は、健康増進法に基づき、厚生労働大臣が定めるものとされ、国民の健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギー及び栄養素の量の基準を示すものである。

1 誤
推定平均必要量は、特定の集団を対象として測定された必要量から、性・年齢階級別に日本人の必要量の平均値を推定したものであり、当該性・年齢階級に属する人々の50%が必要量を満たすと推定される1日の摂取量である。

2 誤
推奨量は、ある性・年齢階級に属する人々のほとんど(97〜98%)が1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量である。

3 誤
目安量は、推定平均必要量及び推奨量を算定するのに十分な科学的根拠が得られない場合に、ある性・年齢階級に属する人々が、良好な栄養状態を維持するのに十分な量である。

4 正
目標量は、生活習慣病の発症及び重症化を予防するために、現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量である。

5 誤
耐容上限量は、ある性・年齢階級に属するほとんど全ての人々が、過剰摂取による健康障害を起こすことのない栄養素摂取量の最大限の量である。

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