平成24年度 第97回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 166

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問 166  正答率 : 66.6%

 国家試験問題

国家試験問題
薬物吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 鼻粘膜は、全身作用を目的としたペプチド性薬物の投与部位として利用されている。


2 吸入されたステロイドは、その大部分が全身循環血に吸収され治療効果を示す。


3 ニトログリセリンの経皮吸収型製剤は、胸の近傍に貼付しなければならない。


4 ウィテプゾールを基剤とする坐剤は、体温で基剤が融解し主薬が吸収される。

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問 166    

 e-REC解説

解答 1、4

1 正
鼻粘膜は、消化管に比べ分子量の大きな薬物を吸収することができる。そのため、鼻粘膜は全身作用を目的としたペプチド性薬物の投与部位として利用されている。

2 誤
吸入されたステロイドは、その大部分が気管支に留まることで治療効果を示す。

3 誤
ニトログリセリンの経皮吸収型製剤は、皮膚より全身循環血に吸収され薬理効果を示す。よって、ニトログリセリンの経皮吸収型製剤は、胸の近傍に貼付しなくても薬理効果を示す。

4 正
ウィテプゾールのような油脂性基剤を用いた坐剤では、体温で基剤が融解し、主薬が吸収される。

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