令和06年度 第109回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 185

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問 185  正答率 : 62.5%

 国家試験問題

国家試験問題
薬剤服用後に発症する偽膜性大腸炎に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 主な原因医薬品として、抗菌薬がある。


2 緑膿菌感染による大腸炎である場合が多い。


3 便秘が持続し、腸閉塞に至ることが多い。


4 治療薬として、メトロニダゾールやバンコマイシン塩酸塩が使用される。


5 難治性の場合は、インフリキシマブが用いられる。

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問 185    

 e-REC解説

解答 1、4

1 正
偽膜性大腸炎は、抗菌薬投与により菌交代現象が引き起こされ、腸内細菌叢が変化しクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)が増殖することで、大腸粘膜が侵される疾患である。

2 誤
解説1参照

3 誤
偽膜性大腸炎の所見として、頻回の水様性下痢、腹痛、発熱などを伴う。

4 正
偽膜性大腸炎の治療として、まずは原因抗菌薬を中止する。薬物治療としては、メトロニダゾールやバンコマイシン塩酸塩の経口投与が用いられる。

5 誤
解説4参照

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