平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 19

Pin Off  未ブックマーク   
問 19  正答率 : 68.1%

 国家試験問題

国家試験問題
要因曝露に起因する疾病発生頻度が得られる疫学研究手法はどれか。1つ選べ。

1 無作為化比較試験


2 症例対照研究


3 記述疫学


4 横断研究


5 コホート研究

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 19    

 e-REC解説

解答 5

要因曝露に起因する疾病発生頻度が得られる疫学研究手法はコホート研究である。コホート研究とは、対照集団をリスクの有無によって分け、将来に向かって両群の疾病発生頻度を比較する方法である。

1 誤
無作為化比較試験とは、データの偏り(バイアス)を軽減するために、被験者を無作為(ランダム)に2つの群に分け実施する疫学研究手法である。

2 誤
症例対照研究では、疾病を有する群(症例)と有さない群(対照)を設定し、過去に振り返って情報を集め調査するので、後ろ向き研究ともいい、問題となる要因の曝露状況を調査して比較検討する疫学研究手法である。

3 誤
記述疫学とは、疾病の発生要因に関する仮説を設定する疫学研究手法である。

4 誤
横断研究とは、ある一時点における要因と疾病との関連性について調査を行う疫学研究手法である。

5 正

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします