令和06年度 第109回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 191

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問 191  正答率 : 74.3%

 国家試験問題

国家試験問題
白内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 硝子体が混濁する疾患の総称である。


2 先天性と後天性とに大別できる。


3 副腎皮質ステロイド性薬の長期投与により、発症を抑制できる。


4 治療に用いる点眼薬として、ピレノキシンとグルタチオンがある。


5 加齢による白内障では、点眼薬の投与により混濁が消失する。

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問 191    

 e-REC解説

解答 2、4

白内障は、水晶体タンパク質の変性により水晶体が混濁する疾患であり、進行するにしたがって無痛性の視力低下が起こる。本疾患は、妊娠時の風疹ウイルスによる胎内感染(先天性風疹症候群)による先天性と、加齢や糖尿病、副腎皮質ステロイド性薬の副作用などによる後天性に大別される。
白内障の治療法には、人工水晶体を挿入する外科治療や、ピレノキシンやグルタチオンを点眼する薬物療法がある。このうち外科治療では、水晶体の混濁を消失することが可能であるが、薬物療法では、水晶体の混濁を消失させることは困難である。

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