令和06年度 第109回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 192

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問 192  正答率 : 76.5%

 国家試験問題

国家試験問題
白癬及びその治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 足白癬の原因で最も頻度の高いのは、カンジダ・アルビカンスである。


2 足白癬への外用薬による治療は、1週間で中止する。


3 爪白癬の治療には、内服薬は用いられない。


4 イトラコナゾール錠は、妊婦又は妊娠の可能性のある女性に禁忌である。


5 テルビナフィン塩酸塩錠の副作用として、重篤な肝障害がある。

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問 192    

 e-REC解説

解答 4、5

1 誤
足白癬の原因は、皮膚糸状菌の一種である白癬菌である。

2 誤
足白癬の外用薬による治療は、医師の指導のもと症状が改善して角質が入れ替わる数ヶ月を目処に塗り続ける必要がある。

3 誤
原則、爪白癬の治療には抗真菌薬の内服薬を用いる。ただし、中等症以下の症例では、抗真菌薬の外用薬を用いることもある。

4 正
イトラコナゾール錠は、動物実験(ラット、マウス)で催奇形性が報告されているため、妊婦又は妊娠の可能性のある女性には禁忌である。

5 正
テルビナフィン塩酸塩錠は、副作用として重篤な肝障害があらわれることがあるため、投与開始後2ヶ月間は月1回の肝機能検査を行う必要がある。

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