平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 193

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問 193  正答率 : 52.0%

 国家試験問題

国家試験問題
必要治療数(NNT)に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

1 統計的有意差を検出するために必要な症例数のことである。


2 相対危険度減少率の逆数で示される。


3 絶対危険度減少率が大きくなるほど大きい値となる。


4 必要治療数が大きいほど有効な治療法であると考えられる。


5 プラセボ群での有効率が25%、実薬群での有効率が50%の場合、必要治療数は4である。

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問 193    

 e-REC解説

解答 5

必要治療数(NNT)は、治療効果を得るのに必要な人数を意味し、何人に1人の割合で治療効果が得られるかを表している。例えばNNT=5の場合は、5人の患者を実薬で治療した場合に、1人治療効果が得られることを意味する。そのため、NNTが小さいほど有効な治療法であると考えられる。

1 誤
前記参照。

2 誤
NNTは絶対危険度減少率の逆数で示される。
スクリーンショット 2017-04-17 10.56.45.png


3 誤
NNTは絶対危険度減少率の逆数であるため、絶対危険度減少率が小さくなるほど大きい値となる。

4 誤
前記参照。

5 正
絶対危険度減少率=プラセボ群での疾患発生率 — 実薬群での疾患発生率
スクリーンショット 2017-04-17 10.56.55.png

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