平成27年度 第100回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 194

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問 194  正答率 : 50.6%

 国家試験問題

国家試験問題
骨粗鬆症治療薬である新薬Aの評価を行うため文献を収集した。椎体骨折予防効果を既存薬Yと比較した無作為化二重盲検比較試験のデータが得られ、新薬Aによる予防効果が大きいことが示されていた(図)。この結果から得られる新薬Aの治療必要数(NNT)が25であるとき、図の(ア)に入る数値として適切なのはどれか。1つ選べ。
スクリーンショット 2016-07-06 19.14.48.png


1 5


2 10


3 15


4 20


5 25

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問 194    

 e-REC解説

解答 2

治療必要数(NNT:Number Needed to Treat)とは、1人の患者に治療効果を及ぼすには、何名の患者へその治療が必要であるかを表す指標であり、絶対リスク減少率(ARR:absolute risk reduction)の逆数で求めることができる。
絶対リスク減少率:対照群の疾病発症率から、治療群の疾病発症率を引いた値

(ア)に入る数値を以下のように求めることができる。
問題文より「新薬Aの治療必要数(NNT)が25」、問題の図より「対照群の疾病発症率:30/500」、「治療群の疾病発症率:(ア)/500」であることから、(ア)を以下のように求めることができる。
スクリーンショット 2016-07-06 19.14.55.png
(ア)=10

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