令和06年度 第109回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 194

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問 194  正答率 : 72.7%

 国家試験問題

国家試験問題
ある疾患の予防薬である新薬Xの評価を行うために調査を行ったところ、プラセボ対照無作為化二重盲検比較試験のデータが得られ、新薬Xの有効性が示されていた(下表)。この結果から算出できる新薬Xの治療必要数(NNT)が20であるとき、表の(A)に入る数値として適切なのはどれか。1つ選べ。

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1 10


2 20


3 30


4 40


5 50

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問 194    

 e-REC解説

解答 4

治療必要数(NNT:Number Needed to Treat)とは、1人の患者に治療効果を及ぼすには、何名の患者へその治療が必要であるかを表す指標であり、絶対リスク減少率(ARR:absolute risk reduction)の逆数で求めることができる。
絶対リスク減少率:対照群(プラセボ群)の疾患発症率から、治療群の疾患発症率を引いた値

問題文より「新薬Xの治療必要数(NNT)が20」、問題の表より「プラセボ群の疾患発症率:80/800」、「治療群の疾患発症率:(A)/800」であることから、(A)を以下のように求めることができる。

スクリーンショット 2024-06-04 16.25.26.png

よって、(A)=40となる。

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