令和08年度 第111回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 212,213

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問 212  リアルタイム正答率 : 85.3%
問 213  リアルタイム正答率 : 52.7%

 国家試験問題

国家試験問題
34歳男性。運送業でトラックを運転している。毎年、春先になると鼻の調子が悪くなっていたが、特に薬は使用していなかった。今年も2月末から症状が出始めたが、3月に入ると悪化してきたため、一般用医薬品を求めて薬局を訪れた。以下は、男性と対応した薬剤師との会話である。

男 性:1週間前からくしゃみと透明な鼻水が出て、数日前から鼻がつまっています。車の運転に支障が出ないように、眠くならない薬を使いたいのですが、どの薬がお勧めですか。
薬剤師:点鼻薬がありますが、いかがですか。
男 性:点鼻薬は苦手なので、飲み薬はありませんか。
薬剤師:飲み薬でしたらこちらのロラタジン錠又は  ア  はいかがですか。


問212(実務)
薬剤師がこの男性に提案する一般用医薬品アの有効成分として最も適切なのはどれか。1つ選べ。

1 セチリジン塩酸塩


2 エピナスチン塩酸塩


3 フェキソフェナジン塩酸塩


4 ベポタスチンベシル酸塩


5 ジフェンヒドラミン塩酸塩




問213(物理・化学・生物)
薬剤師の提案を受け、男性は服用回数が少なく、運転に影響が少ないロラタジン錠を購入することとした。ロラタジンは、シトクロムP450(CYP)による酸化を受けて薬効を示すAに変換される。

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この代謝反応において生成する化合物Bとして、適切なのはどれか。1つ選べ。

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問 212    
問 213    

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問212 解答 3

薬剤師がこの男性に提案する一般用医薬品アの有効成分として最も適切なのは、フェキソフェナジン塩酸塩(選択肢3)である。フェキソフェナジン塩酸塩は、第二世代抗ヒスタミン薬の中でも中枢移行性が低く、比較的眠気が生じにくいため、自動車運転等を行う患者にも使用しやすい。本症例では、男性がトラック運転手であり、眠くならない薬を希望していることから、フェキソフェナジン塩酸塩が適切である。なお、一般用医薬品として使用される抗ヒスタミン薬のうち、比較的眠気が少ないものとしてロラタジン及びフェキソフェナジン塩酸塩が挙げられる。


問213 解答 5

ロラタジンは、CYP3A4及びCYP2D6により酸化脱アルキル化を受けることで活性代謝物であるデスロラタジン(A)ヘ代謝される。その際、アセトアルデヒド(B)および二酸化炭素を生成する。

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