令和08年度 第111回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 220,221

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問 220  リアルタイム正答率 : 64.2%
問 221  リアルタイム正答率 : 64.7%

 国家試験問題

国家試験問題
58歳男性。身長168 cm、体重70 kg。3年前に2型糖尿病と診断され、食事療法と運動療法に加え、処方1の薬剤で治療を受けていた。足に痛みやしびれが生じたため、本日、処方2及び処方3の薬剤が追加になり、検査値が併記された処方箋を持って薬局を訪れた。薬剤師による聞き取りにより、半年前から他の医療機関で処方されたパロキセチン錠20 mgを服用していることが分かった。

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(本日の処方箋に記載されていた検査値)
血圧115/65 mmHg、HbA1c 7.0%、CCr 90 mL/min、AST 14 IU/L、
ALT 16 IU/L、LDL-C 95 mg/dL、TG(トリグリセリド)155 mg/dL、
空腹時血糖値114 mg/dL


問220(物理・化学・生物)
処方2の薬剤は、アルドース還元酵素を阻害する。以下の反応のうち、アルドース還元酵素が触媒するのはどれか。1つ選べ。

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問221(実務)
処方2及び処方3を確認した薬剤師が、聞き取り内容を考慮し、処方に関して医師へ行う提案として適切なのはどれか。1つ選べ。

1 処方1の薬剤を減量


2 処方2の薬剤を減量


3 処方2の薬剤を食後へ変更


4 処方3の薬剤を減量


5 処方3の薬剤をミロガバリンベシル酸塩錠へ変更

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問 220    
問 221    

 e-REC解説

問220 解答 5

アルドース還元酵素は、NADPHを補酵素として、グルコースの1位のアルデヒド(-CHO)基をヒドロキシメチル(-CH2OH)基へと還元することでグルコースをソルビトールに変換する酵素である。したがって、本問の反応のうち、アルドース還元酵素が触媒するのは反応5となる。


問221 解答 5
処方3のデュロキセチン塩酸塩カプセルは、CYP2D6阻害作用を示すパロキセチン錠との併用によりデュロキセチンの血中濃度が上昇し、セロトニン症候群等のリスクを高めることが知られている。一方、ミロガバリンベシル酸塩錠はパロキセチン錠との相互作用は報告されていない。したがって、デュロキセチン塩酸塩カプセルをミロガバリンベシル酸塩錠に変更することを提案するのは適切である。

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