平成28年度 第101回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 268,269

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問 268  正答率 : 74.7%
問 269  正答率 : 84.2%

 国家試験問題

国家試験問題
38歳男性。腰痛により整形外科を受診し、以下の処方箋をもって保険薬局に初めて来局した。
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問268(実務)
この処方に関して、薬剤師が患者に対し、習慣的な摂取の有無を確認する必要性が最も高い食品・嗜好品はどれか。1つ選べ。

1 チーズ


2 オレンジジュース


3 麦茶


4 納豆


5 タバコ




問269(薬剤)
前問で選択した食品あるいは嗜好品の摂取により生じる可能性が最も高いのはどれか。1つ選べ。

1 処方薬の吸収が促進され、副作用が発現する。


2 CYP1A2の誘導により、処方薬の効果が減弱する。


3 CYP3A4の阻害により、処方薬の副作用が発現する。


4 処方薬の腎排泄が阻害され、副作用が発現する。


5 処方薬の血中濃度には影響がないが、効果が減弱する。

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問 268    
問 269    

 e-REC解説

問268 解答 5

処方薬に含まれるチザニジンは、CYP1A2により代謝を受ける薬物である。喫煙はCYP1A2を誘導し、チザニジンの血中濃度を低下させ、治療効果を減弱させる可能性がある。そのため、薬剤師が患者に対し、習慣的な摂取の有無を確認する必要性が最も高いのは、タバコである。


問269 解答 2

前問参照

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