令和06年度 第109回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 28

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問 28  正答率 : 76.0%

 国家試験問題

国家試験問題
リスペリドンが高プロラクチン血症を引き起こす機序はどれか。1つ選べ。

1 線条体でのドパミンD2受容体遮断


2 線条体でのセロトニン5−HT2A受容体遮断


3 前頭前野でのドパミンD2受容体遮断


4 下垂体でのセロトニン5−HT2A受容体遮断


5 下垂体でのドパミンD2受容体遮断

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問 28    

 e-REC解説

解答 5

リスペリドンが高プロラクチン血症を引き起こす機序は、下垂体でのドパミンD2受容体遮断作用である。リスペリドンは、第2世代(非定型)の統合失調症治療薬(セロトニン・ドパミン受容体遮断薬)であり、中脳辺縁系におけるドパミンD2受容体遮断作用、中脳皮質系におけるセロトニン5−HT2A受容体遮断作用により統合失調症の陽性症状と陰性症状を改善する。副作用としては、下垂体でのドパミンD2受容体遮断による高プロラクチン血症のほかに、線条体でのドパミンD2受容体遮断による薬剤性パーキンソン症候群などがある。

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