平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 29

Pin Off  未ブックマーク   
問 29  正答率 : 73.4%

 国家試験問題

国家試験問題
副交感神経終末から遊離された神経伝達物質の分解を抑制するのはどれか。1つ選べ。

1 ベタネコール


2 スコポラミン


3 ジスチグミン


4 プラリドキシム


5 イプラトロピウム

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 29    

 e-REC解説

解答 3

1 誤
ベタネコールは、直接型副交感神経興奮薬であり、ムスカリン受容体を刺激する。

2 誤
スコポラミンは、抗コリン薬であり、ムスカリン受容体を遮断する。

3 正
ジスチグミンは、可逆的コリンエステラーゼ阻害薬であり、副交感神経終末から遊離された神経伝達物質であるアセチルコリンの分解を抑制する。

4 誤
プラリドキシムは、サリンなどの有機リン化合物によってリン酸化を受けて不活性化されたコリンエステラーゼからリン酸基を除去し、コリンエステラーゼを再賦活化させる。

5 誤
イプラトロピウムは、抗コリン薬であり、ムスカリン受容体を遮断する。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします