平成24年度 第97回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 308,309

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問 308  正答率 : 82.0%
問 309  正答率 : 70.5%

 国家試験問題

国家試験問題
薬局に納入される医薬品を管理するために必要な事項について、以下の問に答えよ。

問308(実務)
卸売販売業者からの医薬品納入時に行う検収に際し、薬局で確認する事項として、最も優先順位の低いのはどれか。1つ選べ。

1 医薬品名


2 包装単位


3 保管方法


4 納品された個数


5 薬価




問309(法規・倫理・制度)
医薬品の直接の容器又は直接の被包に記載することが義務づけられていないのはどれか。1つ選べ。ただし、表示の特例の適用はないものとする。

1 製造販売業者の氏名又は名称及び住所


2 製造番号又は製造記号


3 重量、容量又は個数等の内容量


4 用法、用量その他使用及び取扱い上の必要な注意


5 厚生労働大臣の指定する医薬品にあっては、その使用の期限

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問 308    
問 309    

 e-REC解説

問308 解答 5

卸売販売業者からの医薬品納入時に行う検収に際し、薬局で確認する事項として、 最も優先順位の低いのは「薬価」である。検収とは、卸売販売業者より医薬品を点検し受け取ることである。検収時には、発注したものと納品したものに相違がないことや医薬品の品質に問題がないかを確認する。検収時に確認する項目を以下に示す。
・医薬品名、剤形、規格、包装単位、納品された個数
・有効期限、使用期限
・流通過程における保存状況、破損の有無
・保存方法


問309 解答 4

用法、用量その他使用及び取扱い上の必要な注意事項は、添付文書又は容器もしくは被包のいずれかに記載することが義務づけられている。よって、用法、用量その他の使用及び取扱い上の注意は、添付文書に記載すれば、直線の容器又は直接の被包に記載する必要はない。
原則として医薬品の直接の容器又は直接の被包への記載事項することが義務づけられている項目を以下に示す。
・製造販売業者の氏名又は名称及び住所
・医薬品の名称
・製造番号又は製造記号
・重量、容量又は個数等の内容
・一般用医薬品は、区分ごとに「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」の文字
・基準設定医薬品は、貯法、有効期限等の基準
・日本薬局方に収められている医薬品は、「日本薬局方」の文字及び記載するように定められた事項
・日本薬局方収載医薬品以外の医薬品は、有効成分の名称、分量
・習慣性医薬品は「注意−習慣性あり」の文字
・処方せん医薬品は「注意−医師等の処方せんにより使用すること」の文字
・厚生労働大臣の指定する医薬品は、「注意−人体に使用しないこと」の文字
・厚生労働大事の指定する医薬品は、その使用の期限

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