平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 314,315

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問 314  正答率 : 71.9%
問 315  正答率 : 79.0%

 国家試験問題

国家試験問題
45歳男性から、「特定健康診査を受けたところ、医師から尿酸値が高いと指摘された。食生活を改善するように言われたが、何に注意すればいいかわからない。」と薬局の薬剤師に相談があった。

問314(実務)
摂取を控えるよう指導すべき食品はどれか。最も適切なものを2つ選べ。

1 ビール


2 牛乳


3 ほうれん草


4 鶏レバー


5 鶏卵




問315(法規)
特定健康診査に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 保険者が法律に基づいて加入者に実施する。


2 60歳以上の者は対象とならない。


3 診査の結果に応じて特定保健指導が行われる。


4 原則として受診者が費用を支払う。

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問 314    
問 315    

 e-REC解説

問314 解答 1、4

尿酸はプリン体の最終代謝物であるため、プリン体を多く含む食品(鶏レバー、イワシ干物、あんこうの肝など)の摂取は控えるよう指導するべきである。また、アルコール飲料は尿酸の排泄を低下させることで血清尿酸値を上昇させるため、アルコール飲料(ビールなど)の摂取も控えるよう指導する。


問315 解答 1、3

1 正
保険者が40歳以上75歳未満の加入者に対し実施する。

2 誤
解説1参照

3 正
特定健康診査(腹囲、血圧、血糖検査、脂質検査)の結果に応じて、特定保健指導が行われる。

4 誤
原則として保険者が費用を負担する。ただし、受診者の一部負担を各種保険ごとに定めることができる。

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