令和05年度 第108回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 32

Pin Off  未ブックマーク   
問 32  正答率 : 80.8%

 国家試験問題

国家試験問題
心房性ナトリウム利尿ペプチド受容体を刺激する心不全治療薬はどれか。1つ選べ。

1 コルホルシンダロパート


2 ピモベンダン


3 カルペリチド


4 ミルリノン


5 イバブラジン

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 32    

 e-REC解説

解答 3

カルペリチドは、心房性ナトリウム利尿ペプチド受容体を刺激し、膜結合型グアニル酸シクラーゼを活性化させることで、細胞内のcGMPを増加させ、血管拡張作用、利尿作用を示す心不全治療薬である。なお、コルホルシンダロパートはアデニル酸シクラーゼ活性化作用、ピモベンダンは心筋の収縮調節蛋白(トロポニンC)のCa2+に対する感受性増強作用及びPDE-Ⅲ阻害作用、ミルリノンはPDE-Ⅲ阻害作用、イバブラジンはHCN(過分極活性化環状ヌクレオチド依存性)チャネル遮断作用をもつ心不全治療薬である。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします