令和06年度 第109回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 32

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問 32  正答率 : 87.3%

 国家試験問題

国家試験問題
プラスミンのフィブリンへの結合を阻害することで、止血作用を示すのはどれか。1つ選べ。

1 フィトナジオン


2 プロタミン


3 トラネキサム酸


4 ヘモコアグラーゼ


5 カルバゾクロムスルホン酸

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問 32    

 e-REC解説

解答 3

1 誤
フィトナジオンは、ビタミンK1製剤であり、肝臓でプロトロンビン等の血液凝固因子の合成を促進することで、止血作用を示す。

2 誤
プロタミンは、ヘパリンと結合してヘパリンの作用を阻害するため、ヘパリンの解毒に用いられる。

3 正
トラネキサム酸は、プラスミンのフィブリンへの結合を阻害することで、止血作用を示す。

4 誤
ヘモコアグラーゼは、トロンビン様作用、トロンボプラスチン様作用、血小板機能亢進作用を介して、止血作用を示す。

5 誤
カルバゾクロムスルホン酸は、血管透過性亢進を抑制し、血管抵抗性を増強することで、止血作用を示す。

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