令和07年度 第110回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 32

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問 32  正答率 : 70.9%

 国家試験問題

国家試験問題
グルタミン酸NMDA受容体を遮断するアルツハイマー型認知症治療薬はどれか。1つ選べ。

1 リバスチグミン


2 ドネペジル


3 エダラボン


4 メマンチン


5 ガランタミン

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問 32    

 e-REC解説

解答 4

グルタミン酸NMDA受容体を遮断するアルツハイマー型認知症治療薬は、メマンチンである。メマンチンは、グルタミン酸NMDA受容体を遮断することで、アルツハイマー型認知症の原因と考えられているグルタミン酸神経系の過剰な活性化を抑制する。

1 誤
リバスチグミンは、アセチルコリンエステラーゼとブチリルコリンエステラーゼを阻害することで、脳内アセチルコリン量を増加させ、アルツハイマー型認知症の治療薬として用いられる。

2 誤
ドネペジルは、選択的にアセチルコリンエステラーゼを阻害することで、脳内アセチルコリン量を増加させ、アルツハイマー型認知症の治療薬として用いられる。

3 誤
エダラボンは、フリーラジカルを消去させ、脳細胞の酸化的障害を抑制することで、脳梗塞急性期に対する脳保護作用を示す。

4 正
前記参照

5 誤
ガランタミンは、選択的にアセチルコリンエステラーゼを阻害することで、脳内アセチルコリン量を増加させ、アルツハイマー型認知症の治療薬として用いられる。

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