令和08年度 第111回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 326

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問 326  リアルタイム正答率 : 40.9%

 国家試験問題

国家試験問題
60歳女性。白金製剤を含む化学療法治療後に増悪した再発卵巣がんに対し、ドキソルビシン塩酸塩をMPEG-DSPE(注)修飾リポソームに封入した注射剤(ドキシル注)による治療を検討することになった。

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治療導入前のカンファレンスにおいて薬剤師が情報提供する内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。

1 本剤は、従来のドキソルビシン塩酸塩製剤の代替として使用しない。


2 添加剤に大豆由来の成分が含まれるので、大豆アレルギーがないことを患者に確認した。


3 インフュージョンリアクションを軽減するためにリポソーム化した製剤である。


4 高度催吐リスクのため、デキサメタゾン、セロトニン5-HT3受容体遮断薬及びタキキニンNK1受容体遮断薬の3剤を前投与する。


5 投与中に血管外漏出が見られたときは、漏出部位と同一静脈から再度点滴を再開する。

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問 326    

 e-REC解説

解答 1、2

1 正
本剤は、従来のドキソルビシン塩酸塩製剤と薬物動態などが異なるため代替として使用しない。

2 正
ドキシル注には、リポソーム膜の構成成分として大豆リン脂質などの大豆由来成分が含まれているため、大豆アレルギーがないことを患者に確認する。

3 誤
本剤のリポソーム化はターゲティングが目的であり、インフュージョンリアクションを軽減することが目的ではない。

4 誤
本剤の成分であるドキソルビシン塩酸塩は、中等度催吐リスクのため、デキサメタゾン、セロトニン5-HT3受容体遮断薬の2剤により予防する。

5 誤
投与中に血管外漏出が見られたときは、漏出部位と異なる静脈から再度点滴を再開する。

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