令和07年度 第110回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 33

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問 33  正答率 : 56.0%

 国家試験問題

国家試験問題
尋常性乾癬の治療に用いられるセクキヌマブの標的分子はどれか。1つ選べ。

1 ホスホジエステラーゼⅣ(PDE Ⅳ)


2 チロシンキナーゼ2(Tyk2)


3 ビタミンD受容体


4 IL−12及びIL−23


5 IL−17A

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問 33    

 e-REC解説

解答 5

セクキヌマブの標的分子は、IL−17Aである。セクキヌマブは、炎症性サイトカインであるIL−17Aと結合し、IL−17AのIL−17受容体への結合を阻害することで、尋常性乾癬の治療に用いられる。

1 誤
アプレミラストに関する記述である。アプレミラストは、ホスホジエステラーゼⅣ(PDE Ⅳ)を阻害することで、細胞内cAMPを上昇させ、炎症性サイトカインの発現を制御することにより、尋常性乾癬の治療に用いられる。

2 誤
デュークラバシチニブに関する記述である。デュークラバシチニブは、チロシンキナーゼ2(Tyk2)に結合することで、Tyk2が介在する炎症や免疫応答を抑制し、尋常性乾癬の治療に用いられる。

3 誤
マキサカルシトールに関する記述である。マキサカルシトールは、ビタミンD受容体に結合することで、表皮角化細胞の分化誘導作用や異常増殖抑制作用などにより、尋常性乾癬の治療に用いられる。

4 誤
ウステキヌマブに関する記述である。ウステキヌマブは、IL−12及びIL−23に結合することで、ヘルパーT細胞の活性化を抑制し、尋常性乾癬の治療に用いられる。

5 正
前記参照

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