平成29年度 第102回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 331

Pin Off  未ブックマーク   
問 331  正答率 : 82.7%

 国家試験問題

国家試験問題
53歳男性。頭頸部に扁平上皮がんが見つかり、以下のレジメンに従い化学療法を受けることになった。
スクリーンショット 2017-12-12 20.16.31.png
この化学療法において用量規制因子でないのはどれか。1つ選べ。

1 腎障害


2 嘔吐


3 骨髄抑制


4 下痢


5 脱毛

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 331    

 e-REC解説

解答 5

医薬品は用量を増加させることで、効果が増大することが多いが、同時に副作用発現率も高まる。用量規制因子(用量制限毒性:DLT)とは、現れた場合これ以上の増量ができない理由となる副作用のことをいう。
シスプラチンのDLTとしては、腎障害、悪心・嘔吐、骨髄抑制などが挙げられ、フルオロウラシルのDLTとしては、激しい下痢、口内炎などが挙げられる。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします