令和05年度 第108回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 335

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問 335  正答率 : 88.0%

 国家試験問題

国家試験問題
成人男性が一般用医薬品を求めて薬局を訪れた。一般用医薬品で対処するよりも受診勧奨が適切なのはどれか。2つ選べ。

1 食べすぎによる胃もたれ


2 運動による筋肉痛


3 腹痛と発熱を伴う便秘


4 血液の混じった下痢


5 登山後の靴擦れ

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問 335    

 e-REC解説

解答 3、4

受診勧奨とは、ドラッグストアや薬局を訪れて要指導医薬品や一般用医薬品を購入しようとする来店者の様子や話を聞いて、医薬品登録販売者や薬剤師が医療機関の受診を勧めるべきか否かを判断することである。
日本薬剤師会は薬剤師によるトリアージ業務について、「薬剤師が、来局した生活者の状況を評価し、①要指導医薬品又は一般用医薬品の販売、②医療機関への受診勧奨、③生活指導 のいずれかに振り分けて提案する業務。」としている。
「食べ過ぎによる胃もたれ」、「運動による筋肉痛」、「登山後の靴擦れ」に関しては原因が明記されており、①要指導医薬品又は一般用医薬品の販売や③生活指導での対応が可能だと考えるのが一般的である。
しかし、「腹痛と発熱を伴う便秘」と「血液の混じった下痢」に関しては原因不明であり、医師以外での判断が困難であるため、②医療機関への受診勧奨するのが適切だと考えられる。

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