平成29年度 第102回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 336

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問 336  正答率 : 73.0%

 国家試験問題

国家試験問題
アレルギー性鼻炎の持病がある高校生が海外の国際競技大会へ出場することになった。現在医療機関を受診しておらず、一般用医薬品などで様子を見ていた。海外の薬局にて一般用医薬品を購入する際に現地の薬剤師に相談できるように服用可能な薬を書いたメモを持たせることにした。下記に示す医薬品成分のうち、アンチドーピングの観点から適切でないのはどれか。2つ選べ。なお、成分名の英文表記に誤りはないものとする。

1 d−Chlorpheniramine Maleate


2 Ebastine


3 Ibuprofen


4 Prednisolone


5 dl−Methylephedrine Hydrochloride

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問 336    

 e-REC解説

解答 4、5

国際大会出場者は、安易に一般用医薬品などを服用した結果、ドーピング検査で陽性を示してしまう「うっかりドーピング」を起こすことがある。薬剤師のアンチドーピング活動への貢献は「うっかりドーピング」を未然に防止するために非常に重要であると考えられている。以下に世界アンチドーピング機構によって公表されているドーピング禁止物質を示す。
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選択肢のうち、ドーピング禁止物質は、選択肢4(Prednisolone:合成糖質コルチコイド)、5(dl−Methylephedrine Hydrochloride:興奮薬)であり、競技会時に禁止される物質である。

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