令和05年度 第108回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 338

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問 338  正答率 : 60.5%

 国家試験問題

国家試験問題
悪性リンパ腫に対してリツキシマブ、メトトレキサート・ホリナート救援療法を実施した。メトトレキサート投与後の時間ごとの血中濃度は下表のとおりである。メトトレキサートの72時間後の血中濃度が、重篤な副作用が発現する危険性が高い0.1 µmol/Lを超えていたためホリナート投与を継続している。この患者の血中メトトレキサート濃度が0.1 µmol/L未満となるのは投与何日後と推測されるか。1つ選べ。

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問 338    

 e-REC解説

解答 4

1次速度で消失する薬物の血中濃度は、消失半減期と同じ時間が経過するたびに血中濃度が半減する。表より、メトトレキサート投与後72時間から投与後120時間にかけて、メトトレキサートの血中濃度が0.72 µmol/Lから0.36 µmol/Lに半減していることから、メトトレキサートの消失半減期は120時間-72時間=48時間(2日)とわかる。従って、メトトレキサートの血中濃度の次の経過をたどると推測される。

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よって、この患者の血中メトトレキサート濃度が0.1 µmol/L未満となるのは投与9日後と推測される。

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