平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 34

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問 34  正答率 : 91.3%

 国家試験問題

国家試験問題
急性膵炎の治療に用いられるタンパク質分解酵素阻害薬はどれか。1つ選べ。

1 プロパンテリン


2 ウルソデオキシコール酸


3 フロプロピオン


4 ニザチジン


5 ナファモスタット

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問 34    

 e-REC解説

解答 5

1 誤
プロパンテリンは、抗コリン薬であり、消化器系疾患に伴う分泌亢進及び疼痛などに用いられる。

2 誤
ウルソデオキシコール酸は、利胆薬であり、胆道系疾患及び胆汁うっ滞を伴う肝疾患などに用いられる。

3 誤
フロプロピオンは、排胆薬であり、カテコール−O−メチルトランスフェラーゼ(COMT)を阻害することで、Oddi括約筋を弛緩させる。

4 誤
ニザチジンは、ヒスタミンH2受容体遮断薬であり、ヒスタミンによる胃酸分泌を抑制するため、消化性潰瘍の治療に用いられる。

5 正
ナファモスタットは、タンパク質分解酵素阻害薬であり、急性膵炎の病態に関与するトリプシンなどのタンパク質分解酵素を阻害するため、急性膵炎の治療に用いられる。

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