令和06年度 第109回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 340

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問 340  正答率 : 74.0%

 国家試験問題

国家試験問題
74歳女性。友人と一緒に地域の健康フェアに参加した際に、お薬相談コーナーを訪れた。女性の話によると、過去10年以上治療してきており、今の5剤になったのは半年前である。最近、足のむくみと体重増加が気になっているとのことであった。薬剤師は、女性が持参したお薬手帳より、以下の薬剤を服用中であることを確認している。

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この女性が、気になっている身体所見及び症状について、薬剤性と疑う場合、最も強く疑われるのはどれか。1つ選べ。

1 アジルサルタン錠


2 ピオグリタゾン塩酸塩錠


3 ペマフィブラート錠


4 硝酸イソソルビド徐放錠


5 ブロチゾラム口腔内崩壊錠

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問 340    

 e-REC解説

解答 2

お薬手帳に記載されている5剤の中で、「足のむくみ」と「体重増加」が最も強く疑われるのはピオグリタゾン塩酸塩錠である。ピオグリタゾン塩酸塩は「急激な水分貯留による心不全」で緊急安全性情報(イエローレター)が発出されており、「1.心不全患者、心不全既往者には投与しない」「2.浮腫、急激な体重増加、心不全症状に注意」「3.患者に注意の徹底を」という注意点が周知されている。

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