令和04年度 第107回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 342

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問 342  正答率 : 75.4%

 国家試験問題

国家試験問題
8歳女児、体重30.0 kg。発熱のため近医を受診し、以下の内容の処方箋を薬局に持参した。母親が水剤を希望したため処方医に相談し、アセトアミノフェンシロップ小児用2%へ変更となった。調剤時に計量するアセトアミノフェンシロップ小児用2%の全量として、正しいのはどれか。1つ選べ。

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1 7.5 mL


2 15 mL


3 45 mL


4 75 mL


5 150 mL

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問 342    

 e-REC解説

解答 4

剤形変更の際は、変更前と変更後で成分量(原薬量)を一致させる必要がある。
変更前の処方であるアセトアミノフェンドライシロップ小児用20%の製剤量(全量)は、
1回1.5 g×5回分=7.5 gである。
次に、この中に含まれる成分量(原薬量)X gを求めると、
アセトアミノフェンドライシロップ小児用20%は、製剤量(全量)100 gに成分量(原薬量)20 gを含むので、
製剤量(全量):成分量(原薬量)=100 g:20 g=7.5 g:X g
X=1.5 gとなる。
よって、成分量(原薬量)として1.5 gのアセトアミノフェンを含む、アセトアミノフェンシロップ小児用2%の製剤量(全量)Y mLを求めると、
アセトアミノフェンシロップ小児用2%は、製剤量(全量)100 mLに成分量(原薬量)2 gを含むので、
製剤量(全量):成分量(原薬量)=100 mL:2 g=Y mL:1.5 g
Y=75 mL
以上より、調製時に計量するアセトアミノフェンシロップ小児用2%の全量は75 mLである。

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