令和02年度 第105回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 344

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問 344  正答率 : 52.9%

 国家試験問題

国家試験問題
56歳男性。下記の処方薬を使用中であるが、市販の胃薬を購入するために来局した。

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患者は普段から胃が弱いことを訴えており、過日より親の介護でストレスを感じるようになったせいか、少しキリキリと胃の痛みを感じることがあるとのことであった。表の成分を含む医薬品のうち、推奨するものとして最も適切なのはどれか。1つ選べ。

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問 344    

 e-REC解説

解答 4

本患者はピロカルピン塩酸塩点眼液を使用していることから、緑内障を治療中であると考えられるため、抗コリン作用を有する成分を含まない胃薬を推奨する必要がある。

1 誤
本医薬品は、タンニン酸ベルベリンなどの成分を含有する下痢止めであり、ロートエキスが抗コリン作用を有するため、本患者に推奨すべきではない。

2 誤
本医薬品は、ピコスルファートナトリウム水和物などの成分を含有する便秘薬であり、本患者に推奨すべきではない。

3 誤
本医薬品は、ブチルスコポラミン臭化物などの成分を含有する胃薬であるが、ブチルスコポラミン臭化物が抗コリン作用を有するため、本患者に推奨すべきではない。

4 正
本医薬品は、健胃成分や制酸成分を含有する胃薬であり、本患者に推奨できる。

5 誤
本医薬品は、イブプロフェンなどの成分を含有する解熱鎮痛薬であり、本患者に推奨すべきではない。

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