令和08年度 第111回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 344

Pin Off  未ブックマーク   
問 344  リアルタイム正答率 : 80.0%

 国家試験問題

国家試験問題
45歳男性。20歳から毎日飲酒し、40歳頃から仕事のストレスのため飲酒量が増えていった。約1ケ月前から家庭内トラブルで飲酒量が急激に増加し、数日前から全身倦怠感の増悪と幻覚が現れた。その後、精神科を受診したところ、アルコール依存症と診断され、そのまま入院となった。入院中は断酒及び生活習慣の改善を実施し、入院4週間後にあたる本日、以下の薬剤が処方され、1週間後に飲酒試験が入院下で実施されることになった。

スクリーンショット 2026-08-27 17.17.33.png

この患者又は家族に対する説明及び指導内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。

1 飲酒試験における飲酒量は、入院直前と同量である。


2 入院中は、飲酒試験以外でアルコールを摂取しない。


3 今回の治療は、アルコールによる禁断症状を緩和することを目的にしている。


4 退院後の飲酒は、少量から始める。


5 アルコールを含む化粧品の使用は避ける。

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 344    

 e-REC解説

解答 2、5

1 誤
飲酒試験は入院管理下で、ジスルフィラム・アルコール反応による症状の程度を確認する目的で、通常の飲酒量より少量から行われる。

2 正
ジスルフィラムは、アルデヒドデヒドロゲナーゼを阻害することにより、飲酒時の血中アセトアルデヒド濃度を上昇させることで、顔面潮紅、頭痛、悪心・嘔吐などの急性症状を発現させて、断酒を継続する目的で使用される。そのため、飲酒試験以外でアルコールを摂取すると、上記の症状を悪化させるおそれがあるため、ジスルフィラム服用中は飲酒試験以外でアルコールを摂取することやアルコールを含む化粧品の使用は避ける必要がある。

3 誤
解説2参照

4 誤
解説2参照

5 正
解説2参照

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします