令和02年度 第105回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 35

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問 35  正答率 : 75.2%

 国家試験問題

国家試験問題
Kと競合してH,K−ATPaseを可逆的に阻害し、胃酸分泌を抑制するのはどれか。1つ選べ。

1 エソメプラゾール


2 ラフチジン


3 ピレンゼピン


4 ボノプラザン


5 ポラプレジンク

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問 35    

 e-REC解説

解答 4

1 誤
エソメプラゾールは、胃壁細胞の酸性環境で活性体となったのち、H,K−ATPase(プロトンポンプ)のSH基と共有結合を形成することで、プロトンポンプを非可逆的に阻害して胃酸分泌を抑制する。

2 誤
ラフチジンは、胃壁細胞のヒスタミンH2受容体を遮断することで胃酸分泌を抑制する。

3 誤
ピレンゼピンは、胃酸分泌に関与するムスカリン性アセチルコリン受容体を遮断することで胃酸分泌を抑制する。

4 正
ボノプラザンは、胃壁細胞のプロトンポンプのKと競合することにより、プロトンポンプを可逆的に阻害して胃酸分泌を抑制する。

5 誤
ポラプレジンクは、潰瘍面の保護、活性酸素の消去などにより胃粘膜保護作用を示す。

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