令和07年度 第110回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 36

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問 36  正答率 : 88.5%

 国家試験問題

国家試験問題
タキキニンNK1受容体を遮断して、抗悪性腫瘍薬による遅発性嘔吐を抑制するのはどれか。1つ選べ。

1 オンダンセトロン


2 ドンペリドン


3 アプレピタント


4 ジメンヒドリナート


5 メトクロプラミド

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問 36    

 e-REC解説

解答 3

タキキニンNK1受容体を遮断して、抗悪性腫瘍薬による遅発性嘔吐を抑制するのはアプレピタントである。抗悪性腫瘍薬による遅発性嘔吐に対してはアプレピタントの他に、副腎皮質ステロイドのデキサメタゾンやセロトニン5−HT3受容体拮抗薬の中でも半減期の長いパロノセトロンなどを用いる。また、セロトニン5−HT3受容体拮抗薬のオンダンセトロンは急性嘔吐に、ドパミンD2受容体拮抗薬のドンペリドン、メトクロプラミドは突出性嘔吐などに用い、ヒスタミンH1受容体拮抗薬のジメンヒドリナートは、動揺病(乗り物酔い)などに用いる。

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