令和06年度 第109回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 37

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問 37  正答率 : 47.1%

 国家試験問題

国家試験問題
ソマトスタチン受容体を刺激して、消化管ホルモン産生腫瘍に伴う諸症状を改善するのはどれか。1つ選べ。

1 オクトレオチド


2 ソマトレリン


3 ソマトロピン


4 プロチレリン


5 ペグビソマント

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問 37    

 e-REC解説

解答 1

1 正
オクトレオチドはソマトスタチン(成長ホルモン放出抑制ホルモン:GH-RIH)製剤であり、下垂体前葉のソマトスタチン受容体を刺激し、成長ホルモン(GH)の分泌を抑制することで消化管ホルモンの分泌を抑制するため、消化管ホルモン産生腫瘍に伴う諸症状を改善する。

2 誤
ソマトレリンは成長ホルモン放出ホルモン(GH-RH)製剤であり、下垂体前葉のGH-RH受容体を刺激し、GHの分泌を促進する。

3 誤
ソマトロピンはGH製剤であり、各臓器のGH受容体を刺激することで、成長促進作用を示す。

4 誤
プロチレリンは甲状腺ホルモン放出ホルモン(TRH)製剤であり、下垂体前葉のTRH受容体を刺激することで、甲状腺ホルモン及びプロラクチン分泌を促進する。

5 誤
ペグビソマントは、各臓器のGH受容体を遮断することで、成長抑制作用を示す。

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