平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 43

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問 43  正答率 : 76.3%

 国家試験問題

国家試験問題
遺伝子多型により、イソニアジドの体内動態に大きく影響を及ぼす代謝酵素はどれか。1つ選べ。

1 CYP1A2


2 CYP2C19


3 CYP2D6


4 UGT1A1


5 NAT2

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問 43    

 e-REC解説

解答 5

イソニアジド(抗結核薬)の主代謝経路は、N−アセチル化である。この反応を触媒するN−アセチル転移酵素2(NAT2)には、活性の高い個体群(RA:rapid acetylator)と低い群(SA:slow acetylator)の遺伝子多型が存在するため、イソニアジドの体内動態に大きな影響を及ぼす。なお、多型の頻度には人種差がみられ、SAの頻度は日本人では約10%、白人では約60%である。

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