平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 48

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問 48  正答率 : 76.3%

 国家試験問題

国家試験問題
乳糖粉末の粒子径分布と粒子形状の両方を測定できる方法はどれか。1つ選べ。

1 光学顕微鏡法


2 ふるい分け法


3 コールターカウンター法


4 動的光散乱法


5 遠心沈降法

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問 48    

 e-REC解説

解答 1

粉体の粒子径分布をグラフで表したものを粒度分布図といい、粒子径分布を調べることができる方法として、光学顕微鏡法、ふるい分け法、コールターカウンター法、動的光散乱法、遠心沈降法などの沈降法などがある。

1 正
光学顕微鏡法とは、光学顕微鏡を用いて粒子径と粒子の形を測定する方法であり、粒子径分布と粒子形状の両方を測定できる。

2 誤
ふるい分け法とは、ふるいを用いて分級し、粒子径を測定する方法であり、粒子径分布を測定することはできるが、粒子形状まで測定することはできない。

3 誤
コールターカウンター法は、電解質溶液中に分散した分散粒子が細孔を通過する際に起こる電気抵抗の変化を用いることで粒子径を測定する方法であり、粒子径分布を測定することはできるが、粒子形状まで測定することはできない。

4 誤
動的光散乱法は、液体中に分散したサブミクロン粒子の平均粒子径を測定する方法であり、粒子径分布を測定することはできるが、粒子形状まで測定することはできない。

5 誤
遠心沈降法は沈降法の一種であり、遠心力を用いて分散媒中の粒子を沈降させ、その沈降速度を測定し、ストークス式を利用して、粒子径を求める方法であり、粒子径分布を測定することはできるが、粒子の形状を球形と仮定しているため、粒子形状まで測定することはできない。

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